現在では自治体が家庭ごみの処理をしてくれますが、子供のころには東京などの都会は別として田舎では各家庭でごみの処理をしていました。
当時は、プラスチックごみがなかったので大体、燃やしても問題なかったし、生ごみは犬猫がいるうちなら、彼らのえさとかしたし、庭にまいて肥料にしたりしました。
新聞紙とかは火をおこすときの種火にしたりとか、包み紙とかにして今考えると出るごみの量はずいぶん少なかったと思います。
それでも、ゴミは出ます。
処理しきれないごみはどうするかというと、庭に穴を掘って掃きだめにしていました。
ただ、つゆなどの雨の多い季節は、水が溜まって不潔でした。
やがて、プラスチックごみが増えると、家庭での処理が難しくなりゴミ集めのトラックが来るようになりました。
「掃きだめに鶴」という言葉が残っていますが、「掃きだめ」を知っている人は少なくなりました。